女心の秘密がわかる

ともかく女性の「浮気」について、文学、映画、演劇、世相、そしてときには身辺の話も織り混ぜながら論じたいのである。

はたして現実問題として、女性の浮気の絶対数が、最近、増加しているのかどうかはわからない。だが、マスコミやインターネッ卜のサイトなどで、以前にくらべてはるかにその類の「告白」など、女の浮気に関する情報が増えたことは事実だ。

また性的な解放感や経済的自立のおかげか、自分のセックスについて語る女性も多くなり、近頃では、女性におけるモテたい願望も強くなってきたようだ。

モテるとは、すなわち複数の男性に好かれることだから、浮気性の傾向と無縁ではあるまい。

それにしても、いったい夫や恋人のいる女性の心をとらえ、浮気に導くのは、どんなモテ男なのか。おそらく女性心理を的確に理解できるつわものなのだろうが、女性における浮気心がわかれば、世の多くの男性諸君にとって不可解な、女心のヒダまでわかるかも。

女心の核心は、その浮気心に隠されているように思われてならないのだ。

そうそう、モーツァルトも女性の浮気心をオペラのテーマにしている。「コジ・ファン・トゥッテ」(女はみんなこうしたもの)-彼女らは状況によっては、結婚後、浮気しかねない女たちだ。でもなんだか、陽気で、楽しそうでもある。